暮らしに寄り添う、昔ながらの座布団

暮らしに寄り添う、昔ながらの座布団

現代の生活スタイルと座布団

座布団というと、現代の生活習慣ではそれほど馴染のあるアイテムではなくなってしまったように感じます。テーブルで食事をすることが増え、和室がないお家であればほとんど使うこともないかもしれません。

クッションと何が違うか問われても、はっきりとは分からない…そんな方も多いのではないでしょうか。

今回、インテイリアアイテムの企画に取り組む中で、昔ながらの座布団を改めて見つめ直し、現代の生活スタイルに合ったアイテムとしてリデザインしました。

 

形と素材をカスタムする座布団

今回仕立てをお願いしたのは、京都と埼玉の工房。どちらも伝統的な敷布団の技法で綿を何層にも重ね、職人が一点ずつ仕立てていきます。

座布団を知っていく中で、興味深かったのは中わたの素材によって使い心地が全く違うこと。

高級なインド綿100%は敷布団にもよく使われる素材で、どっしりと安定感のある座り心地。

ポリエステルと綿の混綿はふっくらとボリュームが出ます。

左がふっくらとした混綿、右がどっしりとしたインド綿100%
また、座布団には使用する用途によってサイズが豊富にあります。使う人、シーンによって、形と素材をカスタムできれば、現代の生活スタイルにぴったりなアイテムをお届けできる、そんな風に考えました。
例えば円形のふっくらタイプは昼寝枕に。
 
長方形タイプはタイピングにぴったり。
椅子でも使用できる座布団としてはやや小さめサイズ。
 

シンプルなリバーシブル仕様と選べるカバー

表は綿麻生地のカラー、裏はリネン生地のベージュでリバーシブルのデザイン。お部屋のコーディネートに合わせてスタイリングできます。

中わたの綿は吸湿性・保湿性に優れた中わたを活かせるように、生地には吸水しやすい柔軟剤を施しました。

柄デザインのカバーを付けてお手入れしやすく、気分を変化させるのもお勧めです。

デザインは「日常の風景」をテーマに、身の回りのモチーフからイメージしたシンプルなデザイン。

「STEP OUTSIDE」階段を降りて、扉を開いて始まる一日をイメージ。

 

ものづくりの継承

現在は仕立てる職人さんも減って、高齢化も進んでいるとのこと。

「昔はどの家も打ち直しをするのが当たり前だったんだけどね。」と語る埼玉の職人さん。

打ち直しとは中わたを一度取り出して加工し直し、再利用すること。長く使うことが当たり前だった文化が少しずつ影を潜めてしまっていると感じました。

昔ながらの技術やものづくりを継承していくためにも、現代の暮らしに寄り添ったものづくりをこれからも続けていきます。

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